2016年5月1日日曜日
レイタンス除去について
コンクリート打設後しばらくすると
表面に『ブリージング水』と呼ばれる
水が浮いてきます。
ブリージング水と一緒にコンクリート中から
浮いてきた微粒子成分が『レイタンス』です!
レイタンスには強度がありません。
そのため放置したまま上にコンクリートを打ち増しすると
接合部分の強度が弱くなります。
そのため高圧洗浄または金ブラシでレイタンスを取り除きます。
しかし、実際にレイタンス処理まで行っている現場は
大規模工事でも住宅現場でも限られているようです。
※一条工務店など大手HMでも実施していないようです。
http://blogs.yahoo.co.jp/croissant9603/3121978.html
結論は
やった方が良いが、やらなくてもレイタンスが原因で
重大な現象が起こることはない!
との事です。
過去にレイタンス処理をしない事が原因で
地震時に建物に重大な影響が生じた
という話もないようです。
その理由は
基礎には上下に伸びる縦の鉄筋が入っており
レイタンス処理をしなくても鉄筋が基礎のコンクリートを
分離から防いでいるからとの事です。
レイタンスはコールドジョイントと混同されがちですが
コールドジョイントとは
コンクリート打設中に次の生コン車が遅れて
時間が経過して最初に打ったコンクリートが
固まり始めてしまった結果、次のコンクリートと
一体化できずに弱くなる部分をいいます。
※レイタンス除去とは直接関係はないようです。
今回は「レイタンス除去」についてでした。
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