2016年4月30日土曜日
結露を防ぐには?
冬になると窓辺が濡れて嫌ですよね!
なぜ結露は発生するのか?
冬に窓ガラスを触ると冷たくなっています。
しかし、窓ガラス付近の空気は暖かくなっています。
この差に原因があります。
空気には水蒸気が含まれています。
空気は暖かいほど水蒸気をたくさん含むことができ
冷たいと水蒸気を含む量は少なくなります。
では暖かい空気が冷やされたら
空気中の水蒸気はどうなるのでしょう?
暖かい空気が冷たい空気になるということは
含むことのできる水蒸気の量が少なくなります。
余った水蒸気は空気中に入りきれなくなり
押し出されて水滴となります。
この水滴が『結露』と呼ばれます。
冬の窓を例に考えると
窓ガラスは外気によって冷やされています。
逆に室内は暖房などで暖められています。
室内の暖かい空気が冷えた窓ガラスで冷やされると
空気中の水蒸気が水滴となって窓ガラスに付着します。
下記は水蒸気が発生する原因となるものです!
・室内排気タイプのストーブやファンヒーター
⇒灯油やガスを燃焼させているときに大量の水蒸気が発生します。
・室内に洗濯物を干す
⇒洗濯物を室内に干すと洗濯物に含まれる水分が拡散します。
・加湿器
⇒冬場は乾燥対策として使用しますが、水蒸気が大量に発生します。
・水槽や観葉植物
⇒生物の呼吸によって水蒸気が排出されます。
・人間
⇒呼吸によって水蒸気が排出されます
どんなに高気密・高断熱の住宅を作っても
内部で水蒸気を大量に発生させてしまうと
結露は発生してしまいます。
結露を低減させるためには
水蒸気の発生を抑える必要があります。
そこで効果的なのが『換気』です。
定期的に窓を開け、室内にこもった水蒸気を
外に逃がしてあげれば、結露を軽減できます。
今回は「結露」についてでした。
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